われは、われならずして、われであるわれ

いのいの

2010年12月08日 02:48

なんか意味の分からない言葉ですよね。
実は、これは私の大学のゼミの先生である増田茂樹先生の、
最近の論文の主旨となる言葉なんです。

先日、ゼミの同窓会に同期の仲間と、20年ぶりくらいに行きました。
(同窓会自体は毎年やっているのですが、参加したのは卒業以来。。)

まずびっくりしたのが、まるで妖怪()のように、先生が全然変わってなかったこと!
容姿も話も何もかも。そしてびっくりするくらい色々なことを覚えていて下さったこと。
そして、御年80歳にして、現役バリバリで論文を書いておられることでした。

おこがましくも、多少は文章を書く仕事をしている私にとり、
最近中々書けずに悩んでいたのですが、おっそろしく巨大なパワーを頂きました。


さて、そこで表題の意味ですが・・・
実は私もよく理解できていません。
ただ、

経営者は、「われはわれであるわれ」ではなく、
「われは、われならずして、われであるわれ」に変わらなければいけない。
そうでなければ、経営の「社会的責任」、「倫理」、「社会貢献」をどのように説いても
ただありがたいお題目を唱えているに過ぎなくなってしまう。

というのが主旨なのです。

多分、経営という仕事に、「我を忘れて」没頭している時こそ、「われがわれではない状態」にあるのであって、
そのことを外観した時に「われに返って」、いろんなことを自覚できる・・・ ってことなのかもしれない。

難しいけど、頂いた恩師の論文を、なるべく時間をかけて読んでみたいと思いました。
なんか、いま自分がやりたいことにちょうどマッチしてるというか、どこか警鐘を鳴らしてくれた気がします。 



関連記事