いのいの

2010年09月27日 01:01

仲間達に、「なんでそっちの領域に行くの?」と不思議がられた。
「こっちの仕事で、今のままで充分なんじゃない?」
それに強く反発してみようと改めて思った。
今のままでやっていくには不安がありすぎるし、目指したいものがある。

ひたすら他人の家庭を壊しまくった社会人になってからの7年ほど、
その中で偶然めぐり合ったFP。
逆に人の家庭のためになれ、仕事で感謝してもらえた。

小さい頃の暖かい思い出と哀しい思い出、 
たぶん、いまやろうと思ってることにはそれらが詰まってる  はず。


2年ぶりに大切な人を訪ねてみた。
2年前は軽費老人施設。でも今は体の容態が悪化して、
病院を退院後、マンションの1室で過ごしていた。
意識や記憶がおぼろげだと聞かされてたけど、覚えていてもらえた。
 
デイサービス会社が借り上げてる3LDKの2部屋を改装して、
介護事業者の事務所も併設されているその2部屋に、
あわせて7人の老人が暮らしていた。
表情は消え、声はなく、中には機械のように息をしているだけの人もいた。
声をかけても、聞こえないのか、聞こえてても反応しないのか、そんな人もいた。
匂いが気になった。 たぶん排泄物の容器がたまっているのかもしれない。
部屋に、小さな蟻が這っていた。


その人は帰り間際に力が出ないはずの手でしっかり握ってくれた。 
嬉しくもあったけどどこか痛かった。でも笑顔をみせてくれたことが何よりだった。


人生の末期、少なからず誰もがどこか壊れて続けて生きていく。
変わり果てた姿でも笑顔を見せる人、笑顔など消えてお面のような顔で毎日暮らす人。

自分がそこに入っていけるのか、理想を貫けるのか、
妥協しないか、自分が変わり果てたりしないか、

まだ壁はこんなもんじゃないはずだと思う。


すみません、この記事はひとりごとでいきます。
コメントを書こうと思って頂いた方、すみません。



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