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三鷹のファイナンシャルプランナー、いのいのです。
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Posted by たまりば運営事務局 at

2010年09月23日

井の中の蛙

今日は、多摩地区で活躍されているNPO法人の理事長2人に面談してお話を伺ってきました。
奇しくもお2人とも女性でしたが、パワフルかつご自身の想いに情熱を注いでおられる方でした。
ご多忙の中、本当に有難うございます。

私はというと、ファイナンシャルプランナーの仕事をして早10年。
自分なりに苦しんだり悩んできました。相談させて頂いた方も200人は超えたと思います。
この仕事、資格を取るより、取ってからの勉強・情報収集は比較にならないほど大変で
絶えず経済動向、景気、国の施策、社会保険、税制、金融商品等々にアンテナを張り巡らさねば
たちまちお客様にタイムリーな有益なプランを提供できなくなってしまいます

(もし、業としてFPを目指す方がいらっしゃれば、同じく資格取得の為に苦労されるより
 その苦労が報われる資格に方向転換されることをお勧めします<苦笑>。独占業務がなく、
 最近では合格率も年々低下し難易度もあがってるのに資格取得後のほうが大変な仕事なんて・・・)


それでも私はFPの仕事が好きです!
お金の不安は、生活の根源に関わるものですが、いつでもいつからでも対処の効く問題です。
決して「遅い」ということはない。
そして、「お金」の不安に蓋をせず、将来予測の有様を知り、適切な対処をとれば、
こと、お金に関わる不安から解消され、本当はもっと考えるべき、「尊厳ある生き方」に専念できます。


これまでの10年、仕事がら、「センセイ」と呼ばれ続けてきました。
本も一応世に出し、銀行等の金融機関の方々向けや年配の会社員の方々向けに時に「講師」時に「相談役」
として対応させて頂きました。
自分では「センセイなんてオコガマシイデス」 なんて言いながらも、
どこか設定され、お膳立てされた世界で、教壇に立つだけで
「センセイ」と呼ばれることに慣れきっていた自分・・・


三鷹身の丈起業塾では、素でいると何もできない若造(本当はこうみえて40代ですが・・・)、
言葉に重みのない平凡者でしかなく、
そして、努力し熱い想いを実現させておられる起業家の方々にとっては、
信用の置けない、実績のない、1個人でしかありませんでした。


FPの中ではそこそこ実績のあるつもりでいましたが、社会、特に多摩地域の中では
単なる 「井の中の蛙」 でしかなかった。
この数週間、気づいていながらも認めたくなかったコト。
でもいまは、感じたまま、ありのままの素人である自分を認めようと思います。


ただ、これだけは一言。
国の施策やニッポンの社会保障制度を顧みて、
「公的年金制度」は紛れも無く世界一です! 
(制度運営者に問題はありましたが、制度自体は世界に誇る体系です)。
そして、ニッポンの医療保障制度も費用対効果で見れば世界で類を見ないほど完璧な制度です。

よく北欧の社会保障制度を比較に出す、無知な週刊誌の記事やTV報道がありますが、
よく勉強してもらいたい。

「あなた方の無知な数字稼ぎの報道のせいで、無用な危機感を感じ、この保障制度に乗っていない国民が
 多数、被害者になっていることを」

反論のある方は是非コメントを下さい。 ニッポンの社会保障制度について、
その考えを改めさせて頂きます。




でも・・・・介護問題については論外。



世界で、いまだかつてない経験を、このニッポンは迎えます。
誰も経験していないことを世界に率先してニッポンは近年中に体験します。


介護は、特別な人に対し特別な人たちが抱える問題ではなく、そこら中に存在する世界に、
世界に先駆けて間もなくニッポンは突入します。
介護の問題は特別な世界ではなくありふれた日常。
社会は、要介護者特別視する観念から、ありふれた日常へと移っていきます。
真のノーマライゼーションを世界に先駆けてつくりあげていかねばならない時間が刻々と近づいています。


年金問題、医療問題など、ニッポンでは取るに足らないほど深刻な問題が介護問題です。
それは間違いない。

ですが、そんなニッポンの介護従事者は、弁護士先生やお医者様の域どころか、
一般的な会社員レベルにさえない。
これは大きな矛盾であり、社会的仕組まれた無知です。


一部の志の高い方々になんとか支えられているニッポンですが
早晩崩壊することでしょう。 なにしろ3人に1人が要介護者になるかもしれないのですから
ニッポンはアメリカに10年遅れてますが、中国はさらにニッポンに10年遅れてます。
中国は間違いなくニッポンに代わり、経済・軍事面でアジアの覇者になります。
でも社会問題は10年前のニッポンです。 いずれ無理の利かなくなる世界が中国にも来る。
さらに中国より10年送れたインドでも、ひょっとしたらずっと遠い先同じ問題を抱えるかもしれない。


私は、この介護事業で、地域の方々に安心した暮らしを営むサポートをしたい。


くどいようですが、もう一度言えば、年金・医療保障を論じている時ではないくらい
介護問題は深刻です。自己負担額の多寡だけでなく、何より一部の志の高い介護従事者が
低い報酬で甘んじている社会が根本から違っている。


改めて、私はそんな介護問題に一石を閉じる発信をしていきたい。

















  

  • Posted by いのいの at 00:56Comments(5)創業までの悩み