FPの井上信一です。笑っていいとも!出演記②(続編)です

いのいの

2011年02月05日 14:35




正直、それなりに凹んでいましたので、録画は見ていなかったのですが
当日の放映の流れを見ながらその時感じていたことをそのまま書きました。

↓以下、仮設準備中のHPのコラムに載せています。

http://www.shinichi-inoue.com/価値生活研究室のコラム/


個人的に思うことなのですが、
FPというのは、お金(数値)をどちらかというと大雑把に括って、
フロー(収支)の配分設計や改善と、ストック(資産)の配分設計や改善を
行う専門家であると考えています。大切な「価値観」に基づくライフプランに沿って。
そして、より細かい計算や改善策等は各々の専門家の方々の分野だと考えています。
税理士の方しかり、それこそプロの節約アドバイザーの方々しかり。

「家事や生活上の節約」にFPとして踏み込む方も多いと思います。
でも、それはFPである前にプロの「節約アドバイザー」等の認識を持たれてのことでしょう。
もちろん、より良い保険商品を勧誘するのはFPというよりプロの「保険募集人」として
投資の助言や投資商品等の勧誘はプロの「投資助言業者」や「仲介業者」として、
コンプライアンス上ではもちろん、気持ちの上でもそれぞれ専門家の領域があるわけです。

FPがそれら専門家を兼ねるのは否定しませんが、本分は各専門家や各分野をコーディネートし、
生計の出所がひとつである家計の中で調節し、ライフプランの実現を支援する立場であると感じてます。
(教科書的かもしれませんが本当にそう思ってます)。


だから、放映当日の朝になって、
新聞の番組欄で、「FP=節約の達人」等の書かれ方をされたのを見た時は哀しかったし
出演する当事者になるわけなのでまずいと思いました。
で、なんとかリハーサルでは一生懸命軌道修正を試みましたが、
それは番組上(世間が求めている?)、姿にされたというか、
本番は時間切れになってしまったのも合わせて、更なる展開に・・・。 
生放送でこっちもてんぱってるわけなので、ぜんぜん言い訳にはなりませんが。


10年くらい、それこそFPが無名の頃から、少しずつ、一歩ずつ頑張ってきたのに
(私などよりはるかに苦労された方や貢献された方は数知れませんが・・・)
一気に逆流させてしまったようで深く反省してます。


それでも、世間のとらわれ方としては、まだまだそうなのかもしれません。
FP=節約の専門家? 投資や保険販売?

微力ですが、これからまた地道に、真摯にFPを伝えていきたいと思います。
求めて頂く方は多くなっているのですから・・・。



とまあ、ぎっしり書いてしまいましたが、
笑っていいとも出演記②では、極力軽く、はちゃめちゃな心境も交えて書いています。
よければご覧下さい。

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