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2011年09月14日

ラストマネー 愛の値段

ラストマネー 愛の値段


生命保険の保険金査定人を題材にしたドラマを観ました。
これは個人的に「アリ!」だと思いました。
主演は、海猿のスーパー仙崎(笑)

この枠、もしかしたらあの「ハゲタカ」と同じ時間枠なのかもしれないけど
いいドラマをやるよなー・・とつくづく思ってしまいました。

第1回目では契約者(=被保険者)と保険金受取人の同時死亡のケースを取り上げてました。
(しかも解説のテロップ付で♪)
契約者=被保険者の死亡時前に保険金受取人が死亡し、かつ受取人の変更が行われないままに
死亡事故が発生した場合、その保険金は受取人の法定相続人に渡ると、約款には明言されてます。
一般的に、同ランクの相続人であれば均一按分。
これに対し、同時死亡の場合もこれに準じるとの判例が過去に行われてます。

夫(契約者・被保険者)、妻(保険金受取人)、そしてその子(第1順位の法定相続人)が不幸に同時に亡くなってしまった場合
死亡保険金は妻の第2順位の法定相続人である直系尊属(両親)となるのです。

今回の不幸な震災でもいくつか、この相談もお受けしました・・・

ただ、契約者・被保険者が少しでも死亡時間が遅い場合
(ドラマでは、車の転落事故で、先に奥さんと子が亡くなって、後からご主人が亡くなったという設定)
保険金受取人は、契約者・被保険者の相続人(両親)と、受取人の相続人(両親)の均一按分になるというのは初めて知りました。
何社か約款を読み返してみましたが載ってなく・・・  たぶん検証の上の放送なのだからどこかにあると思うのですが・・・。

あと、原則は両親の均一按分でも、保険金請求の署名は代表一人でもよいのですね?
これも、一瞬 「あれ?」 と思ったのですが、そうらしい、との資料を発見しました。

ドラマは、普段注目されない企業の部門に脚光を当てるという点で、大変期待してますが、
2つ感じたことがありました。

1つは、先の震災に関して、生保会社の保険金支払いについて某書で書くために、
某損保会社T社の子会社生保に取材した時の事。
知人の知人で顔見知りだったSさんにお願いしたのですが、
その会社の、社内情報を色々頂きました。
保険会社とその社員の方が、本当に一人のモレもなくかつできるだけ速やかに
ご遺族の方に保険金を届けるよう、泥臭い努力をされてたこと。
それを多くの社員の方が率先して被災地回りをしてたこと。
いろいろと心無い言われ方も耳にします。 「ここぞとばかりの宣伝行為だとか」
でも、その会社だけに限った事ではないのでしょうが、会社として、そこで働かれる社員の方には
感じた限りでは、微塵の色気もないように感じました。  保険会社で働かれている、誇りある使命感からなのですよね。
この会社、終身保険やがん保険で、画期的な商品を生み出してきた会社なので以前から好きだったのですが
一層ファンになりました! (あ、ここまで言っちゃうともうわかってしまいますか・・・)
残念ながら、某書はコラム形態でなく、論文形態の執筆だったので、見聞きした内容は記述に落とせませんでしたが
どこかで公開できればいいな、と思ってます。


もう1つは逆のこと。
ある、某保険代理店で、保険金請求受け部署やクレーム対応部署で、永年勤めてこられた方を軽視した扱いをしたこと。
その会社、リーマンショック以降の長引く不況で事業成績も芳しくなく、ついには大規模なリストラを断行したそうですが、
上述部署で働かれた方々に、本当に理不尽な処置をしたと聞きました。
元々、営業部署を重視する風潮もあったのですが、保険を扱う会社ごと、新規契約を取ってくる営業ももちろん重要ですが
保有契約を守る部署、事務方の部署、クライシスマネジメントとしては重要なクレーム受けや請求受けを担当する部署は、
最も大切ともいえる要だと思います。 それがずっとわかってなかった。
しかも、社員全員で契約を頂き、守ってきた保険契約を、あたかも会社の資産であるかのように、
赤字部署の穴埋めのために、小刻みに切り売りして決算を凌いでる様が、決算公告をみれば一目瞭然です。
保険を扱う資格のない経営者、経営陣であることは、誰が何と言おうと断言できます。
昔は社風も好きだったのですが、どこでどう間違えてしまったのか。 かわいそうに・・・。

早く、保険業界から撤退して頂きたい。 迷惑なので。。  

(これも、どの会社か、バレバレかもですね)


さて、ドラマに戻りますが、
実はこのドラマには原作がないそうです。
でも、ドラマの主人公を描いた、アナザードラマが書籍化されてるとか!
さっそくゲットせねば!!







                   



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    Posted by いのいの at 01:06│Comments(0)FP的
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