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三鷹のファイナンシャルプランナー、いのいのです。
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2011年02月15日

アイアムニート&無縁社会 

アイアムニート&無縁社会 

先日、NHKの番組で「無縁社会」についての番組をやってました。
てっきり、独居高齢者についての内容かと思ったのですが、
仕事のない、仕事を持てない、社会と繋がれない、夢を持てない、といったキーワードで
主に若い方を対象とした、トーク構成になってました(途中から観たので前半は違うかも)。
社会と繋がりの無い、結婚をしない非正規雇用の若者が、数十年後に老親の介護を抱え、
時間的な制約等のせいで職場をやめさせられ、やがてその親も亡くなると天涯孤独となる、
といったイメージ映像も流れてました。

え?そういう繋がりになる?! と意外でしたが、
番組ではキーワードに「仕事」をおいてました。
うーん。。。難しい・・・。

働きたくても働くことがどうしてもできず、生活に困窮している人に対しては
若者であれ中高年者であれ(中高年の方が深刻ですが)高齢者であれ、
やはり国のきめ細かやかな支援が必要だと感じます。
支援の方法は、最低限の時限的な経済的補助も不可欠だと思いますが
就労が叶うシステムなり、個別事情にマッチした職業訓練なり、
臨時でも就労場所の提供なのだと思います(特に昨今ではまた足りなくなってます)。


ただ・・、気になるのは「アイアム、ニート」の風潮。
「フリーター」という言葉が、あたかも職種や自身の肩書きとして、
立派な市民権を持ってしまったのも危険だと思いますが、
「ニート」もそうなってしまっていると思います。

例えが突飛ですが、その昔、「ツッパリ」「ヤンキー」というワードが一世を風靡しました。
はぐれ者の不良だけでなく、普通の学生までもが「ツッパリ」という、
社会的に認知された属性に飛び込み、そして「we are ツッパリ」という属性に安住したのだと
個人的には思ってます(私も、自称、プチつっぱりでした 笑)。

言葉が認知されると、それに属することで安住してしまい、余計にその数が増すことって
あると思います。「ニート」という存在定義が高まるほど、
それに安易に逃げ易くなってしまうこともあるのではないでしょうか?まるで「駆け込み寺」です。
もちろん、深刻な事情のある方も少なくないと思います。現代は色々な問題も増えてますし。

でも、人は何かに属していることを欲するのだと思います。
それが会社や家族や友人知人でなく、また経済社会でなく、「ニート」「フリーター」という
「架空(あえて)」の属性が用意されてしまったら、容易に逃げ込みたくなるのではないでしょうか?


社会からも、仕事場からも、家庭からも孤立している。
それは現在の環境のせいである。 昔とは変わってしまった。

そう、感じてしまう人がもしいるのなら、その方の親はどういう存在なのでしょう?
(問題のある家庭も確かに多いのかもしれませんが)親御さんは繋がることを求めては
いないのでしょうか?

少し前に偶然読んだ、しかもギャグマンガの台詞にもの凄く感動してしまいました。こんな話です・・。

イタコの女子高生が悪霊退治する1話完結のどうってことないマンガなのですが、
ある時、加齢臭の大嫌いな、オジサン嫌いのOLのところに、
過労死した中年が小人(妖精?)になって現れてしまいます。
ベトベトに汗流して、電話でペコペコ謝ったりパソコン打ったりする動作だけ繰り返しながら。
でもそのOLの元に表れる理由は、OLが自分の娘に似てたから。
それを知ったOLは娘のところに話をしに行きますが、「父親は嫌いだった!」と一蹴。
それ以後、OLは自分も死んだ父親を疎んじていたと反省し、妖精と一緒に寝たりするようになります。
さてある時、OLは仕事で大きなミスをし、到底無理な入力作業を一晩でやらねばならなくなります。
力果て絶望してデスクの前で眠ってしまったOLの元にその妖精が現れて、
(オジサン、PC得意なので 笑)代わりに仕事を全部片付けてくれます。
ところが、それで力を使い果たして、消えていってしまう・・・。
慌てて電話をかけたOLに向かってイタコがいう言葉、

「(世の中の)オジサン達は、
 たとえ奥さんや娘から疎んじられ家庭の中で孤独でも、職場でこき使われてても、
 大切なもののためなら、自分を犠牲にして頑張るのさ 」

感動しませんか?! (えっ?しない?! 一度そのマンガ見てください!)
大切なものや価値のあるものって、有形だったり無形だったり、それこそ些細なものだったり
人それぞれだと思います。
仕事にやりがいや生きがいを見出せたら、それで社会に役立つなら、それは最高に幸せだと思います。
でも、多くは仕事で苦労して、人間関係で疲れ果て、ちょっとした充実感や達成感を味わうのも稀で、
悪い場合は人に認めてもらえる機会が少ないこともあるかもしれません。
それでも、何か大切なものを守ったり、やりたいことを叶えるための(経済的)手段として、
頑張って仕事をしている人が殆どだと思います。それは高度成長期の昔も今も変わりなく。
(ムリヤリ、私の事務所名にこじつけましたが)

世の中には、「昔はニートだった時もあった」とサラッと言える方で起業を目指してる人もいます。
上の画像のように、障害を持っていても夢を叶えてお店を出す方もたくさんいます。
(EURODERIは、知人から教えてもらったのですが某障害者ビジコンで準優勝した方のお店だそうです)
http://www.eurodeli.jp/menu/index.html
勇気が出るというか、素に起業を志す同じ仲間として奮起させられます。
別に障害者だからとか健常者だからとか全然関係なく。

なにか些細なきっかけでも、考え方を変えられるような出来事があると良いな、と思います。
 







 




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    Posted by いのいの at 03:44│Comments(0)ひとりごと
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