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三鷹のファイナンシャルプランナー、いのいのです。
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2010年10月09日

最近、多いご相談内容(その1)

実はボク、月に数回の頻度で、某機関でのFP無料電話相談の相談員をやってます。
起業塾に通っていた間は休んでましたが、先日久々に行いました。

ファイナンシャルプランナーへの相談内容って、皆さん気になりませんか?
どんな相談しているんだろう?って・・・

もちろん、どこに相談を持ちかけるかによって違いますが
最近、多いご相談内容のベスト3を、個人的な見解も交えてご紹介します。

3位 株や投資信託の含み損が大きいんだけどどうしたらいい?
   銀行や証券会社から、別のものに乗換えを勧められてるけど・・・


リーマンショック以降多くなっている相談ですが、その後のギリシャショック、
そして昨今の世界的な自国通貨安政策(つまり乗り遅れた日本は円高傾向)による株安で
急速に増えています。ただ、この主の問題で深刻なのが、
「なんでこういう方にこんな商品を勧めたんだろう?」
「なぜ、もっと理解を得られるような説明をしなかったんだろう?」ってコト。

たぶん、窓口や担当者はきちんとした説明をされているとは思います。
しかし、「言った」「説明した」 ではないのです。
相手に届き、理解してもらってはじめて、金融商品販売法、金融商品取引法、消費者契約法等に定める
重要事項の説明責任を果たすことを、まだまだ誤解している・・・。

高齢者が投資をすべきではない とはボクは一概には考えてません。
投資成果は自己責任です。販売者の責任ではありません。
投資の成否は売買のタイミング(運)によりますが、その運をコントロールするのに必要なのが
必要に迫られた時に機動的に売り買いができるか、です。

誰もが、自分が買ったもの、買ったタイミングが最適だと思いたい。
でも結果としてそうであるかどうかは、些細な事象で変わります。
その時、大きく負ける前、損失の回収が可能な時点でいったん引き上げて、頃合をみて再投入ができるか、
あるいは効果的なリスク分散をして、ちゃんと値動きの異なる資産に配分して投資しているか

そもそも、自分が選んだ商品の仕組みをちゃんと理解していたか
その投資金額は、自分にとってどういう性格のお金か?換金が必要な時期はいつか?
撤退をせざるを得ないギリギリの資産額と時期はいつか?

これらは相場やマーケットの変化とは関係なく、最初に把握しておかねばならないこと。
つまり、投資を行う時は、自分のライフプランをまずしっかり考えなきゃいけない。


ここまで、ご理解いただいて、はじめて
「投資は自己責任です」 といえるのだと思います。  当たり前ですよね?!


「そんなことやってたら、いくら時間があっても足りない!」

そりゃそうです! 巧妙に複雑に設計された仕組みの商品が多くなって、
マーケットが不安定に動いている今だからこそ
時間をかけて説明しなきゃいけないものなんです。そもそも。

でも、将来の様々なリスクや機会ロスから資産を守るために、投資が不要だとは思いません。
この人になら託しても安心と信用されて、お客様やそのご家族と長い長い信頼関係を築けるか、
極端な話、その家計と代々に渡り、取引を任せてもらえるか、が大事ですよね?
いったん、販売の機会を逃しても、そのお客様は必ずまた戻ってきてくれます。
ベルトコンベアーのように、ちゃかちゃか投資商品を販売しないよう、望みたいと思います。

もちろん、驚くほど、誠意をこめて勧めておられる金融機関、ご担当者、窓口の方を
いくつも知っています。念のため。。。












  • Posted by いのいの at 12:47│Comments(0)
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